3月9日(日)アゼリア大正ホール
「大阪プロレス BUSHI-DO 2025」
観衆301人(超満員札止め)
第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
松房龍哉&○木下亨平 vs 大瀬良泰貴×&ゴリアテ
10:39ジャーマン・スープレックス・ホールド
※先日のタッグフェスティバルでも人気を博したプロ教同期コンビが、勢いに乗るライトヘビー級王者と巨人退治に挑む。
同じコーナーに上がる同期コンビに対してローグ・ネイションはゴリアテが大瀬良を肩に乗せて入場する怪物ぶりを発揮し、驚嘆の声が上がる。
ローグ・ネイションは場外乱闘で同期コンビをいたぶりペースを握る。
リング上でも反則や噛みつき攻撃など傍若無人ぶりを遺憾なく発揮し、木下をいたぶり続ける。
ゴリアテの猛列パワーに防戦一方の同期コンビだったが、混戦になったのを機にゴリアテを場外に落とし、木下が勢いのまま大瀬良を鮮やかなジャーマンSHで完璧な3カウント。
試合後マイクを握った木下は、今年度の大阪プロレス本戦レギュラー参戦を高らかに宣言し、レギュラー参戦するからには4/27の176BOX大会でのライトヘビー級王座挑戦を表明。
大瀬良はバックステージにて木下の挑戦を受け、これが決定した。

第2試合 3WAYマッチ30分1本勝負
大坂丈一郎 vs ×タコヤキーダー vs ○アルティメット・スパイダーJr
11:07ウラカン・ラナ
※入場時に腰に巻く大阪名物世界一のベルトをずり落としてしまい丈一郎に暗雲が立ち込める。
気を取り直していつもの自己紹介で見栄を切るがタコスパも自己紹介して対抗するがなぜかスパイダーだけ音響演出付きで二人が嫉妬する展開に。
その後は丈一郎がええとこ付きする裏切り劇の連続で姑息に勝利を得ようとするがなかなか上手くいかず。
独り気分がよくヒーローに成り切ったスパイダーがウラカンラナで勝利を飾り最後まで音響付きの決めポーズで不毛な争いに終止符を打った。

第3試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
×ビリーケン・キッド&三原一晃&SUZAKU vs TORU&浅川紫悠&TiiiDA○
18:32トランスレイブ→片エビ固め
※ローグ・ネイションの新加入メンバーのTiiiDAが本戦初登場。
いつもの奇襲から主導権を握ろうとしたが、正規軍はそれぞれが新参者TiiiDAに手荒い歓迎を見せる。
コーナーマットを外した所にSUZAKUを打ち付けたのをきっかけにSUZAKUへの集中攻撃が始まる。
SUZAKUを助けるべく三原とビリーが猛反撃で盛り返し、好勝負になっていく。
息を吹き返したSUZAKUとビリーの場外弾2重奏など意地を見せたが、混戦の最中最後はTiiiDAが勝利を奪い、鮮烈デビューを果たした。
試合後マイクを握ったTiiiDAはライトヘビー級戦線への殴り込みを宣言、「今のうちにみんな俺に寝返っておけ」とふてぶてしいアピールをした。

第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
×スペル・デルフィン&くいしんぼう仮面 vs ツバサ○&えべっさん
14:18プエンテ・デ・ソル
※大阪プロレスを象徴するメンバーによるセミファイナル。
序盤はデルフィンとツバサがレスリングやルチャリブレのクラシックな対決で場内を沸かす。負けじとくいしんぼうとえべっさんもルチャリブレの応酬を繰り広げようとするが、じゃれ合いにしか見えない。
ルチャの熱に感化されたえべっさんが今日もネックホイップを試みるが、壮絶な自爆で首にダメージを負ってしまう。
ここぞとばかりにデルフィンとくいしんぼうはわざとえべっさんが同じ技を仕掛けるような体勢に持ち込み、その都度壮絶な自爆を繰り返してしまう。
しかし、追撃を狙ったくいしんぼうのネックブリーカーは逆にえべっさんに首を治してしまう悪手となる。
その後はくいしんぼうのケブラーダや雪崩式フランケンからのスイングDDTからデルフィンクラッチと必勝パターンが決まり決着かと思われたが、ツバサが間一髪でカットに間に合う。
必勝パターンを破られ放心状態のくいしんぼう仮面にツバサの秘技が決まり決着となった。

第5試合 大阪プロレスタッグ選手権試合 時間無制限1本勝負
<チャンピオンチーム>クワイエット・ストーム&○入江茂弘 vs タイガースマスク&佐野蒼嵐×<チャレンジャーチーム>
※クワイエット・ストーム、入江茂弘が初防衛に成功。
※序盤こそタイトルマッチらしく慎重なレスリング勝負で始まったが、タイガースの不意を突く鋭い蹴りを口火に場外乱闘を繰り広げる。
王者組のパワフルな攻撃にもタッグフェスを制したことで自信と勢いを身に着けた佐野は引けを取らない肉弾戦を繰り広げる。
タイガースも強烈な蹴りで援護射撃をしつつ、佐野を前面に出しつつ主導権を握らせない名伯楽ぶりを見せる。
業を煮やしたストームが強引にタイガースを場外に叩き落とし、佐野に的を絞り猛攻を掛ける。
佐野も負けじと王者二人相手にエルボーを叩き込む。
その気持ちに応えたいタイガースは決死のトぺコンでストームを場外に追い払うと勝負は入江と佐野の一騎打ちに。
佐野は入江に渾身の無双を決めるが、カットに遭い勝機を逃す。そこを見逃さなかった入江が強烈なエルボーから強烈なビーストボンバーで初防衛に成功した。
辛うじて初防衛に成功した王者組は、挑戦者組に謝意を伝えるとタイガースは「蒼嵐に思いっきり叩き潰してくれてありがとう。でもそのおかげで俺のカワイイ怪物はまだまだ強くなるから」と愛弟子の成長を促し佐野も絶叫して熱闘続きの大会を締めた。

《興行終了後》
興行終了のアナウンスが流れたところ、TORUがタイガースマスクを引きずって登場。タイガースをリングにあげて叩きのめすとTORUはマスクを剥ぎ取ってしまう。
TORUは「タッグフェスでお前にやられたのは忘れてへんぞ!この借りは次の3/23のアゼリアでベルトを賭けて返してやる!受けないならお前は俺から逃げたってことやな!」と言い捨て去っていった。
タイガースはバックステージにてこれを受け、3/23アゼリア大正ホール大会での大阪プロレス選手権が決定した。
